各国の魅力 台湾その1(親日国・民度)

それでは各国の魅力を僕が直接触れた範囲で書いてみます。

先ずは3年半赴任し、海外移住を目指すきっかけとなった台湾から。

ご存知かと思いますが、台湾は正式名称は「中華民国」であり、いわゆる中国(中華人民共和国)とは別の国です。

ただ、日本を始め多くの国が台湾との正式な国交がないのが現状です。オリンピックでも「チャイニーズタイペイ」という名称で参加しています。

 

台湾の魅力はたくさんありますが、一番は親日国であるということでしょうか。

台湾人は日本を好きな人が本当に多いです。

日本に旅行に行く人。日本食を食べる人。日本の服を買いたい人。

お店の看板にも日本語が多用されています。

特に「の」は中国語の「的」と同じ意味ですが、普通に漢字に混ぜて使われています。

また台湾の人はセカンドネームを持つ人が多く、自分で選んでつけるんですが

日本の名前をつける人がすごく多いです。特に女性。

もちろん英語の名前の人も多いですが、日本語の名前の人もかなり多いです。

前政権の国民党の時でさえ親日だったんですが、現政権の民進党になってからは

更に親日度が増したように感じます。

東日本大震災では台湾の人達が沢山の募金をしてくれた事は、今も感謝に耐えません。

 

そしてもう一つ素晴らしいのが礼儀正しさです。

台湾では多くの人がバスに乗る時と降りる時に「謝謝(シェイシェイ=ありがとう)」と言います。運転手さんも「謝謝」と返します。

とにかく街中で「謝謝」という言葉が聞こえてきます。日本では随分見かけられなくなった光景が、未だ台湾では見ることが出来ます。

そして中国人というと順番を守らないとか、ガヤガヤうるさいというイメージがありますが、台湾人にはこれは当てはまりません。

台湾人は大陸人(中華人民共和国の人達をこう呼びます)のマナーの悪さに閉口している人が多いです。

 

台湾や韓国は日本が統治した時代が有った訳ですが、台湾は多くの統治時代の建物が今も多く残っています。大統領府に当たる総統府も日本統治時代に建てられたものです。特に八田與一さんが作った烏山頭ダムによって、台南の農業が大きく発展した事は、台湾の教科書にも載っており、ダムには八田與一さんの銅像も建立されています。

もちろん日本統治時代が全部肯定されるものではないにしても、その後台湾に逃げてきた国民党の時代が更に良くないものだったので、相対的に日本を肯定するところもあるのかも知れません。

このあたりは台湾と韓国との大きな違いだと感じます。

このように、親日度や民度から言って台湾ほど日本人が馴染みやすい国はないと思います。